介護の仕事は体力は使うし、時には理不尽な言葉でお仕事が辛くなってしまうことも多いでしょう。一方、施設の利用者も排泄など普段は一人でできていたことを頼むのは辛いことかもしれません。しかし、介護ロボットを導入することで、お互いの精神的な負担を減らすことが可能になるのです。いつも忙しい介護士に排泄の用事を頼むのは気が引けても、ロボットが相手ならどうでしょう?恥ずかしさや申し訳なさを感じることなく、ロボットにフォローしてもらうことで一人で排泄を済ませてしまえますし、体を支えるという体力が必要になってくる場面でも負担が減ります。利用者さんも気兼ねなく動けるので、双方少し楽になります。
また、介護の仕事は、事故を防ぐためにも目を離すことができません。しかし、人間なので無論完璧にこなすというのは難しいもの。介護ロボットを導入しておくと、介護士がどうしても忙しい時にも利用者を見守ってくれているので、何かあればすぐに介護士に教えてくれるようになっています。現在、介護士や利用者の負担を減らすための介護ロボットが開発されていますが、金銭面の問題やロボットを保管する場所など、様々な理由でまだまだ普及されているとはいえません。介護する側の人数が減ってしまう一方の時代だからこそ、痒いところに手が届く介護ロボットの出番なのかもしれません。お世話する側もされる側も、どうせなら気持ち良く相互関係を築いていていきたいものです。そのお手伝い方法の一つとして、介護ロボットの導入が挙げられています。